かけ始めは雲が多く、心配であったが‥‥。
9時半過ぎには雲が減ってきた。
黒点は写っていないようだ。
太陽黒点相対数からみる太陽活動は低調で、予想より2年早く極小期が来ている。地球温暖化とは裏腹に、太陽活動の低下による寒冷化が起きるのではないかという推測も出ている。
黒点は写っていないようだ。
太陽黒点相対数からみる太陽活動は低調で、予想より2年早く極小期が来ている。地球温暖化とは裏腹に、太陽活動の低下による寒冷化が起きるのではないかという推測も出ている。
欠け始めから最大食分までの様子を合成してみた。月が移動している様子が分かるだろう。
次に日本で部分日食が見られるのは2019年(令和元年)12月26日(木)だ。東京では14時28分に欠け始め、15時35分に食の最大(食分0.39)となり、欠け終わる前に日没を迎える。1年で2回も日食が見られる珍しい年だ。
次に日本で部分日食が見られるのは2019年(令和元年)12月26日(木)だ。東京では14時28分に欠け始め、15時35分に食の最大(食分0.39)となり、欠け終わる前に日没を迎える。1年で2回も日食が見られる珍しい年だ。
子どもの頃は、学習雑誌に煤を付けたガラスやセルロイドの下敷きで太陽を見るという注意書きがしてあったものだが、21世紀の今日、この方法は×ダメ×――アルミを張った写真の「日食メガネ」が勧められている。これだと赤外線も通さず、目に優しいという。
デジカメで撮影する場合は、1万倍(光量を1万分の1に減少)以上の高濃度NDフィルターが必要だ。
「皆既日食を撮影したことでダメになったレンタルカメラ機材の数々」(GIGAZINE)を読むと、素のままのデジカメを太陽に向けると、絞りやミラーが溶けるだけでなく、撮像素子が損傷してしまうことが分かる。レンズという拡大鏡を太陽に向けているわけだから、当たり前である。
「皆既日食を撮影したことでダメになったレンタルカメラ機材の数々」(GIGAZINE)を読むと、素のままのデジカメを太陽に向けると、絞りやミラーが溶けるだけでなく、撮像素子が損傷してしまうことが分かる。レンズという拡大鏡を太陽に向けているわけだから、当たり前である。
NDフィルター内蔵のデジカメがあるが、太陽撮影には不足であるし、レンズの後ろ側に入るものでは、絞りの破損が起きてしまう。
ケンコーでは光量を10万倍のND100000フィルターを販売しているが、入手が難しく、今回は一般向けフィルターを3枚組で400×8×8=25,600倍にして使っている。
ケンコーでは光量を10万倍のND100000フィルターを販売しているが、入手が難しく、今回は一般向けフィルターを3枚組で400×8×8=25,600倍にして使っている。
スマホでの撮影もデジカメ同様、フィルターが必須となる。前述のケンコーのND10000フィルターの角形が販売されているので、これを段ボール紙でスマホに固定するなどの工作をしておこう。
ただし、超望遠撮影やピント合わせが手動でできないため、直接太陽を撮影することは難しい。
ただし、超望遠撮影やピント合わせが手動でできないため、直接太陽を撮影することは難しい。
過去の天文現象アルバム
- 2024年12月08日 土星食
- 2024年10月21日 紫金山・アトラス彗星
- 2022年11月08日 皆既月食と天王星食
- 2021年11月19日 部分月食
- 2020年10月25日 冬の大三角
- 2019年09月06日 オリオン座
- 2019年01月06日 部分日食
- 2018年01月31日 皆既月食
- 2014年10月08日 皆既月食
- 2012年05月21日 金環日食
- 2011年12月10日 皆既月食
- 2009年07月22日 皆既日食
- 2007年09月25日 中秋の名月
- 2006年11月09日 水星の太陽面通
- 2006年11月03日 十三夜
- 2005年09月18日 中秋の名月
- 2004年10月14日 部分日食
- 2001年03月18日~22日 オーロラ
- 1997年03月09日 部分日食
日食予報
年月日 | 状況 | 地域 | 備考 |
---|---|---|---|
2030年6月1日 午後 | 部分日食/金環日食 | 全国 | 北海道で金環日食。東京で80%欠ける。 |
2032年11月3日 午後 | 部分日食 | 鹿児島以南 | 最大食分0.51 |
2035年9月2日 午前 | 茨城県と富山を結ぶ一帯で皆既日食 | ||
2041年10月25日 午前 | 京都で金環日食。 | ||
2042年4月20日 午前 | 八丈島と小笠原の間の海上を通る皆既日食。東京で88%欠ける。 | ||
2042年10月14日 午前 | 種子島以南で部分日食。 |
(この項おわり)
前回2016年(平成28年)3月9日は悪天候で見ることができず、2012年(平成24年)5月21日の金環日食以来、6年半ぶりとなる。
東京での欠け始めは8時43分、最大は10時6分(食分0.42)、欠け終わりは11時36分。