東京では夕方、朧月だったが、20時48分に欠け始めには快晴となり、観測条件は良好だった。皆既食は21時51分から約1時間20分続き(食分1.3)、翌2月1日0時11分に部分食が終わった。
月食の時に月が隠れる地球の影には、太陽光が完全に遮られる本影と、その周囲の薄い反映の2種類がある。半影食は肉眼では分かりづらいが、写真撮影すると分かる。部分食の始まりから皆既食は本影に隠れている状態だ。
皆既食中、月は赤銅色になる。太陽光が地球の大気を通るとき、青い光は空気の分子によって散乱され(レイリー散乱)大気を通過しないが、赤い光は弱められながらも大気を通過し、大気がレンズの役割を果たすことで本影に混じり込み月面まで到達する。
過去の天文現象アルバム
- 2024年12月08日 土星食
- 2024年10月21日 紫金山・アトラス彗星
- 2022年11月08日 皆既月食と天王星食
- 2021年11月19日 部分月食
- 2020年10月25日 冬の大三角
- 2019年09月06日 オリオン座
- 2019年01月06日 部分日食
- 2018年01月31日 皆既月食
- 2014年10月08日 皆既月食
- 2012年05月21日 金環日食
- 2011年12月10日 皆既月食
- 2009年07月22日 皆既日食
- 2007年09月25日 中秋の名月
- 2006年11月09日 水星の太陽面通
- 2006年11月03日 十三夜
- 2005年09月18日 中秋の名月
- 2004年10月14日 部分日食
- 2001年03月18日~22日 オーロラ
- 1997年03月09日 部分日食
月食予報
年月日 | 状況 | 地域 | 備考 |
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2023年10月29日 | 部分月食 | 全国 | 4~6時頃,食分0.128 小笠原諸島などでは月が欠けたまま沈む月入帯食 |
2025年3月14日 | 部分月食 | 関東以北 | ~18時頃,食分0.116 月出帯食 |
2025年9月8日 | 皆既月食 | 全国 | 1~5時頃 |
2026年3月3日 | 皆既月食 | 全国 | 19~22時頃 |
2028年7月7日 | 部分月食 | 全国 | 明け方,月没帯食 |
(この項おわり)
日食と異なり、月食をテーマにした神話には馴染みがない。狼男は、皆既月食の時には人間に戻るのだろうか?