過去の天文現象アルバム
- 2024年12月08日 土星食
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- 2022年11月08日 皆既月食と天王星食
- 2021年11月19日 部分月食
- 2020年10月25日 冬の大三角
- 2019年09月06日 オリオン座
- 2019年01月06日 部分日食
- 2018年01月31日 皆既月食
- 2014年10月08日 皆既月食
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- 2011年12月10日 皆既月食
- 2009年07月22日 皆既日食
- 2007年09月25日 中秋の名月
- 2006年11月09日 水星の太陽面通
- 2006年11月03日 十三夜
- 2005年09月18日 中秋の名月
- 2004年10月14日 部分日食
- 2001年03月18日~22日 オーロラ
- 1997年03月09日 部分日食
(この項おわり)
水星は地球より内側(太陽側)を公転しているため、太陽と地球の間に入ったとき、まれに太陽面を横切って見えることがある。2006年(平成18年)11月9日朝、水星の太陽面通過(日面通過)を全国で見ることができた。
東京も快晴に恵まれた。デジカメで何とか写してみたものの、ピントが合っていない。
最初、マニュアルモードで無限遠にしたのだが、なぜかボケる。やむを得ず、オートフォーカスで撮影したのが、この写真。黒点(写真左下)の方が良く写っている。
水星の直径は 4,880 キロメートルで、地球の38%しかない。見かけの直径(視直径)は約10秒で、太陽の1,800分の1である。非常に小さい。
どのくらい小さな対象物まで識別できるかという能力(分解能)は、望遠鏡/望遠レンズの直径(口径)に比例する。理論上は
したがって、コンパクトデジカメや小型双眼鏡のレンズでは、いくら倍率をあげたとしても水星を分離することはできない。
肉眼で見えるとするサイトもあるが、瞳径は最大で7ミリしかない。
そこで、口径60ミリのテレコンバーターを使えば十分だと考えたのだが、これほどピント合わせに苦しむとは思わなかった。望遠鏡で観測するときも、ピントが合いにくい対象物ではあるのだが‥‥。
日本で観測できる次回の水星の太陽面通過は、2032年(令和14年)11月13日である。