皇居 清水門は国の重要文化財

2011年1月16日 撮影
皇居 清水門
江戸城(現在の皇居)に出入りする門のひとつ、清水門 (しみずもん) 。現在の門は1658年(明暦4年)に再建されたもので、江戸城の遺構として国の重要文化財に指定されている。

右手には日本武道館が見える。
皇居 清水門の大きな写真大きな写真
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清水門の名前の由来は、近くで清水が湧いていたとか、清水寺があったとか諸説がある。

1758年(宝暦8年)、徳川幕府10代将軍・家治 (いえはる) の弟、徳川重好 (とくがわしげよし) が江戸城北の丸東側に屋敷を与えられ、翌年、徳川御三卿 (ごさんきょう) のひとつ、清水家となった。清水門の近くに屋敷があったことから、その名が付けられたという。

池波正太郎の時代小説「鬼平犯科帳」では、主人公の長谷川平蔵 (はせがわへいぞう) が務める火付盗賊改 (ひつけとうぞくあらため) の役所が、清水門の前にあったという設定になっている。

江戸城には数多くの門があるが、いずれも枡形門 (ますがたもん) と呼ばれる構造をしている。
枡形門は、門が二重になっている。小さく狭い第一の門・高麗門 (こうらいもん) を抜けると枡形のスペースがある。その先に大きく頑丈な第二の門・渡櫓門 (わたりやぐらもん) がある。
もし敵の侵入があった場合、渡櫓門の上から弓や鉄砲を放ち、一網打尽にすることができます。
また、濠に架かる橋は、万が一の場合には切り落とせるよう、小さな木製の橋になっている。
皇居 内堀 コブハクチョウ
内堀には白鳥がいた。

飛来したものではなく、お堀で飼育されているコブハクチョウのようだ。
皇居 内堀 コブハクチョウの大きな写真大きな写真
(1200×1600 ピクセル, 559 Kbyte)
皇居 内堀
ハシビロガモが泳いでいる。
名前の通り、幅広いクチバシが特徴だ。
皇居 内堀 サイクリング
内堀通りの祝田橋~平川門の間往復約3kmは、毎週日曜日、「パレスサイクリング」という名前で自転車向けに開放されている。無料の貸自転車があるほか、自転車の持ち込みも可能である。

参考書籍

表紙 ぶらり江戸めぐり
著者
出版社 毎日新聞出版
サイズ ムックその他
発売日 2010年04月
価格 1,047円(税込)
ISBN 9784620793559
 
表紙 ぶらり江戸めぐり(2)
著者
出版社 毎日新聞出版
サイズ ムックその他
発売日 2010年09月
価格 1,047円(税込)
ISBN 9784620793597
 
表紙 江戸城 その全容と歴史
著者 西ケ谷恭弘
出版社 東京堂出版
サイズ 単行本
発売日 2009年09月
価格 2,750円(税込)
ISBN 9784490206753
大手前曲輪・三の丸・二の丸・本丸など曲輪ごとの歴史と解説、本丸御殿や中奥・大奥・天守などの絵図や構造など、多くの写真や絵図、地図などをもとに、江戸城のすべてを知るための1冊。
 

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(この項おわり)
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