滝沢ダム(埼玉県秩父市大滝字廿六木)は、荒川水系中津川に建設された多目的ダムで、荒川の治水と東京都・埼玉県への利水を目的に、1969年(昭和44年)に着工、2007年(平成19年)に完成した。
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ダム湖が「奥秩父もみじ湖」と名付けられたように、秋には美しい紅葉を見ることができる。埼玉県指定名勝の中津峡、山梨県側の西澤渓谷にも近い。
堤高132メートルは、同じ荒川水系の浦山ダムには及ばないものの、堤頂長424メートルと巨大で、総貯水容量では浦山ダムを上回る6300万立方メートルに達する。
浦山ダムよりも早く、1969年(昭和44年)に着工したにもかかわらず、建設進捗が思うように進まなかった。これは、ダム湖で沈む大滝村の世帯が112戸と多く、住民がダム建設に強硬に反対したためだ。秩父漁業協同組合も漁業権をめぐり反対にまわった。
堤高132メートルは、同じ荒川水系の浦山ダムには及ばないものの、堤頂長424メートルと巨大で、総貯水容量では浦山ダムを上回る6300万立方メートルに達する。
浦山ダムよりも早く、1969年(昭和44年)に着工したにもかかわらず、建設進捗が思うように進まなかった。これは、ダム湖で沈む大滝村の世帯が112戸と多く、住民がダム建設に強硬に反対したためだ。秩父漁業協同組合も漁業権をめぐり反対にまわった。
最終的に補償交渉が妥結したのは1992年(平成4年)で、着工から23年が過ぎていた。1996年(平成8年)に112戸の移転が全て完了し、1999年(平成11年)にダム本体の建設がはじまった。
重力式コンクリートダム合理化施工の集大成でダム施工技術の発展に大きく貢献したこと、関連構造物のデザイン設計を進めて奥秩父の「新たな観光資源」として地域活性化への貢献が期待されることなどから、2011年(平成23年)の土木学会賞を受賞した。
1998年(平成10年)10月、滝沢ダムの下流に国道140号のループ橋「雷電廿六木橋」が開通し、ダム上下流の約125メートルの高低差を結ぶ。
重力式コンクリートダム合理化施工の集大成でダム施工技術の発展に大きく貢献したこと、関連構造物のデザイン設計を進めて奥秩父の「新たな観光資源」として地域活性化への貢献が期待されることなどから、2011年(平成23年)の土木学会賞を受賞した。
1998年(平成10年)10月、滝沢ダムの下流に国道140号のループ橋「雷電廿六木橋」が開通し、ダム上下流の約125メートルの高低差を結ぶ。
同時に雁坂トンネル(埼玉県秩父市~山梨県山梨市)が開通し、秩父往還と呼ばれる国道140号が全線開通する。
参考サイト
- 滝沢ダム:独立行政法人水資源機構
近隣の情報
- 滝沢ダムと雷電廿六木橋:ぱふぅ家のホームページ
- 二瀬ダムは荒川最上流の多目的ダム:ぱふぅ家のホームページ
- 三峯神社の氣は強く厳しい:ぱふぅ家のホームページ
- 蒸気機関車 パレオエクスプレス:ぱふぅ家のホームページ
- 合角ダムのダムカードで合格祈願:ぱふぅ家のホームページ
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(この項おわり)