EF66形電気機関車は、国鉄がトラック輸送に対抗するため、東海道・山陽本線の高速貨物列車専用機として1968年(昭和43年)から量産機の製作が開始された。
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先にデビューしたEF65形電気機関車の2倍、1000トンの貨物を時速100km/hで牽引できるパワーを持つ。狭軌鉄道では当時世界最大の定格出力 3,900kWを誇った。
1969年(昭和44年)、鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。
写真は、1989年(昭和64年)にJR貨物が新造した100番台である。上面を傾斜させ、正面窓を大きくした3面構成のデザインとなっている。
東海道線のブルートレインが廃止され、旅客列車の定期運用は消滅した。2010年(平成22年)9月、JR西日本に最後まで在籍していた45・49号機は南福井まで回送され、運転台部分を残し解体された。2015年(平成27年)6月現在、運用可能なEF66はすべてJR貨物所属となっている。
参考サイト
- EF66形電気機関車:レールで描く日本列島〜とんちゃんのブログ
- 最後のからし色貫通扉を持つEF65形電気機関車:関西中心の鉄道写真
- EF66形電気機関車「EF66-11」:列車とともに「こぼれ話」
(この項おわり)