1912年(明治45年)6月、東京~下関駅間に、一等・二等車のみで編成された日本初の特別急行列車1・2列車が運行開始された。これが、1929年(昭和4年)に「富士」と命名された。一般公募によって決まった日本初の列車愛称である。
はやぶさの運行距離は1315.0kmで、2007年(平成19年)8月現在、JR運行の定期列車では最長の旅客列車である(トワイライトエクスプレスは1508.5kmだが臨時列車扱い)。
1999年(平成11年)12月に併結運転を行っていた「さくら・はやぶさ」のうち、長崎発着の「さくら」が廃止となったため、2005年(平成17年)3月から「はやぶさ・富士」として併結運転されるようになった。
B個室寝台「ソロ」は1989年(昭和64年)にできたのだが、車体が古いため、寝台の短さはいかんともしがたい。天井までが高いので、朝起きたときに背伸びはできる。
朝になるまで気づかなかったのだが、B個室寝台「ソロ」には洗面台が付いている。お湯も出る。これはありがたかった。
残念ながら、2009年(平成21年)春のダイヤ改訂ではやぶさ・富士は廃止された。新幹線や飛行機、夜行バスに押され、「利用率が低い」のが廃止の最大の理由で、「車両が老朽化している」「夜間の要員確保が難しい」などの事情もあるという。
航空機を使えば熊本から東京まで約3時間半。一方のはやぶさは18時間を要する。
残念ながら、2009年(平成21年)春のダイヤ改訂ではやぶさ・富士は廃止された。新幹線や飛行機、夜行バスに押され、「利用率が低い」のが廃止の最大の理由で、「車両が老朽化している」「夜間の要員確保が難しい」などの事情もあるという。
航空機を使えば熊本から東京まで約3時間半。一方のはやぶさは18時間を要する。
光の速度で情報が行き交うネットの世界で仕事をしている人間が言うのも変だが、時間をかけて旅することにはロマンがある。時間の重み、そして隔絶された距離というのものは、人間に良い覚悟を与えてくれると思う。
これは高速バスや新幹線では味わえない、寝台列車ならではの旅情といえる。
2014年(平成26年)4月現在、ブルートレインは「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」の3列車のみとなった。こぱふぅと乗ることができたが、次の世代はブルートレインを見ることがないかもしれない。
これは高速バスや新幹線では味わえない、寝台列車ならではの旅情といえる。
2014年(平成26年)4月現在、ブルートレインは「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」の3列車のみとなった。こぱふぅと乗ることができたが、次の世代はブルートレインを見ることがないかもしれない。
熊本県多良木町は、JR九州から「はやぶさ」で使用されていた車両3両を購入し、簡易宿泊施設「ブルートレインたらぎ」として2010年(平成22年)7月1日に営業開始した。所在地は、くま川鉄道・多良木駅ホーム脇(熊本県球磨郡多良木町大字多良木1534-2)。
富士は臨時列車として、その後も20回ほど運行されたが、ついに2011年(平成23年)11月23日、最後の臨時運転を行った。
富士は臨時列車として、その後も20回ほど運行されたが、ついに2011年(平成23年)11月23日、最後の臨時運転を行った。
(この項おわり)
2009年(平成21年)3月14日のダイヤ改正の際、多くのファンに惜しまれつつも廃止となった。