ディスクカッター「DC-210」を使って自炊

2008年6月購入
ディスクカッター「DC-210」
ディスクカッター「DC-210」(カール社製)を、雑誌や書籍を解体するために購入した。

日頃、雑誌や書籍をスキャナを使って電子化しているのだが、カッターナイフで解体するのは時間がかかる。本製品を使ったところ、300ページほどの書籍を解体するのに5分とかからなかった。
また、接着剤の付いた部分を丸ごとできるので、ADFスキャナの紙送りもスムーズに進む。
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ディスクカッター「DC-210」
肝は、写真のロータリーカッターである。

まず、書籍の“のりしろ”の数ミリを残してDC-210に固定する。固定したら、ハンドルを数度、押したり引いたりする。すると、ロータリーカッターが回転しながら裁断していく。ほとんど力を入れる必要がない。

なお、ミシン目を入れるカッターが付属しており、もぎ取りチケットのような用紙を作ることもできる。

電子化の手順

(A)一部だけ電子化する場合
  • ボールペンで「-」を書いた付箋紙(ポスト・イット スリム見出し)を貼っておく。あとでスキャナで取り込んだ際、「-」の部分だけテキスト化するためである。


(B)1冊丸ごと電子化する場合
ディスクカッター「DC-210」
  • 雑誌の場合、ペンチでホッチキスを取り除く。
  • スキャナで読み込みやすいように、ディスクカッター「DC-210」を用いて半分に切断する。
  • 書籍の場合、背表紙の接着面をちぎるようにして、40~50枚単位に解体する。
  • DC-210」を用いて、接着剤がついている部分(5~10mm)を切り離す。
(C)電子化処理
(1)解体した雑誌、書籍などをADF付のスキャナで取り込んでいく。
  • 解像度は300~400dpi。
  • 紙面に合わせて、カラー/グレースケール/モノクロを使い分ける。
  • 画像の形式は、スキャナによるが、複数ページを1ファイルにしてくれるTIFFマルチページ形式が便利である。ただし、ソフトによっては対応していない場合があるので、注意が必要である。
(2)OCRソフト「読んde!!ココ」を使って電子化する。
  • 一部だけ電子化する場合は、テキスト形式で電子化し、XMLデータベースに保存していく。
  • 1冊丸ごと電子化する場合は、後工程でデスクトップ検索を行うため、透明テキスト付PDFにして保存する。
(3)デスクトップ検索ツール「サーチクロス」を使って全文検索用のインデックスに追加する。(バックグラウンド処理)
(この項おわり)
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