HC85形はハイブリッド方式の特急車両

特急「ひだ」「南紀」で運用
HC85形特急形気動車
2024年8月10日 名古屋駅 写真:パパぱふぅ
HC85形は、老朽化したキハ85系の置き換え用として2022年(令和4年)7月1日に特急「ひだ」としてデビューしたハイブリッド方式の特急形気動車である。HC85系の HCHybrid Car の頭文字からとり、キハ85系の進化型という意味が込められている。

ハイブリッド方式はJR東海では初めであり、また、JR東海が単独開発した車両として初めて鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した(2023年)。
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HC85形特急形気動車
2024年8月10日 名古屋駅 写真:ままぱふぅ
エンジンで発電機を駆動して発電し、モーターを車軸の駆動と回生に使用し、さらにエンジンで発電した際の余剰電力および回生ブレーキにより発生した電力を回収するための蓄電池を備えている。米カミンズ製 DMF14系エンジンを搭載し、エンジンを1両あたり2台から1台に削減し、安全性・快適性・環境性能等が大幅に向上させている。
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HC85形特急形気動車
2024年8月10日 写真:ままぱふぅ
車内で沿線の伝統や文化を楽しめるよう、伝統工芸品を鑑賞できる「ナノミュージアム」をデッキに新設。また、車椅子スペースを編成あたり3箇所設けるなど、バリアフリーにも配慮している。
車体は軽量ステンレス構造で、先頭部は鋼製。台車は軽量ボルスタレス方式・タンデム式軸箱支持方式で、VVVFインバーター制御方式。最高速度120km/h。
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HC85形 関連

参考サイト

(この項おわり)
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