特急ワイドビュー「ひだ」
特急ワイドビュー「ひだ」 キハ85系は、1989年(平成元年)2月にデビューしたJR東海のエル特急である。4両編成で、最高速度は120km/h。2023年(令和5年)3月17日に定期運行を終了。
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(2560×1480 ピクセル, 1385 Kbyte)
JR東海後発足後初の新形式車両で、特急列車に掲げる「ワイドビュー」を最初に冠した車両でもある。
車体は軽量ステンレス製だが、曲面を多用する先頭部のみ普通鋼製となっている。先頭車両は運転席後部を全面ガラス張りとして、三次曲面を使ったフロントガラスと運転台上方の天窓で前面展望を確保している。
外観デザインは手銭正道、戸谷毅史、木村一男、松本哲夫、福田哲夫による。
日本製の国内向け旅客車両としては数十年ぶりに輸入ディーゼルエンジンが搭載された。
高出力の駆動機関と自動制御化された多段式液体変速機と組み合わせることで、著しい速度向上を成し遂げ、電車に匹敵する性能の気動車と評されている。
高出力の駆動機関と自動制御化された多段式液体変速機と組み合わせることで、著しい速度向上を成し遂げ、電車に匹敵する性能の気動車と評されている。
キハ85を見るたびに、太田裕美のメタモルフォーゼを下さいのCMが頭の中で再生されます
— 田舎帝王 (@inakateichin) 2017年11月23日
5年後をめどに新型特急の運用が予定されているので、キハ85の引退が迫っていますね
特急ワイドビュー「南紀」
特急ワイドビュー「南紀」は、JR東海、JR西日本、伊勢鉄道が名古屋駅 - 新宮駅・紀伊勝浦駅間を運行している特急列車である。1992年(平成4年)からキハ85系気動車が使用されている。
キハ85系の投入により、最高速度を120km/hにするなど、スピードアップが実施された。
紀勢本線において鹿や熊との衝突事故が多発しているため、2012年(平成24年)春から一部車両のスカートにスポンジゴム製の衝撃緩和装置が取り付けられている。
列車の両端に連結される車両からは、前面展望のパノラマ風景が楽しめる。
先頭車両は、グリーン車または普通車指定席である。
先頭車両は、グリーン車または普通車指定席である。
普通車指定席・自由席の車内は、新幹線のようなモノトーンで統一されている。
通路よりも一段高い位置に座席があり、車窓の眺望を楽しむことができる。窓は、普通車よりやや大きい1,920×950mmとなっている。
通路よりも一段高い位置に座席があり、車窓の眺望を楽しむことができる。窓は、普通車よりやや大きい1,920×950mmとなっている。
参考サイト
- 特急「ありがとうキハ85系南紀」号、特急「さよならキハ85系」号を運転します:JR西日本,2023年5月10日
- 特急ワイドビュー「ひだ」:JR西日本
- キハ85系の基礎知識 2017年(平成29年)版:湯の山DIY工房
- JR東海 キハ85系 気動車 L特急(ワイドビュー)ひだ14号:nKアーカイブ
- 高山本線 キハ85系 ワイドビューひだ3号:しんちゃん日記
(この項おわり)