岡山城(岡山県岡山市北区丸の内2-3-1)は、宇喜多秀家が豊臣秀吉の指導を受け、8年の歳月を費やして1597年(慶長2年)に完成したものである。旭川を城の東背後を流れるように改修し、天然の外堀としている。
大きな写真
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写真は、表書院(中段)から本段(上段)に渡した長廊下の下手に設けられた[廊下門。1966年(昭和41年)に鉄筋コンクリートで再建された。
写真は、表書院(藩庁)の南端から本段(城主居館)へ上る石段の入口に設けた渡櫓門。天守閣のある本段全体の入口を固めた大型の城門であるが、平素の出入りは北端の渡り廊下を使用しており、この門はほとんど閉ざされていたことから不明門と呼ばれた。
明治の廃城後に取り壊されたが、1966年(昭和41年)に鉄筋コンクリートで再建された。
天守閣は1945年(昭和20年)6月に戦災で焼失し、1966年(昭和41年)に鉄筋コンクリートで再建された。
かつての礎石のみを移設して、元通りに配置している。
かつての礎石のみを移設して、元通りに配置している。
城内は、地下1階から4階まではエレベーターで昇降できる。
5階からは金鯱を見ることができる。
金鯱は織田信長が安土城に掲げたのが最初とされるが、岡山城の発掘調査では金鯱は出土していない。
5階からは金鯱を見ることができる。
金鯱は織田信長が安土城に掲げたのが最初とされるが、岡山城の発掘調査では金鯱は出土していない。
ただ、金箔を施された軒丸瓦・軒平瓦などが出土していることから、金鯱もあったのではないかと推測されている。
安土城の金鯱は、鰭、棘、耳、目、牙など、体から突出した部分のみに金箔を施し、鰭、耳の内側、唇に朱を塗っていたと考えられている。
全身金ぴかの金鯱よりインパクトが強かったことは請け合いで、信長のデモンストレーション・センスの凄さを感じさせる。
天守閣の6階からは岡山市内を一望できる。
天守閣の6階からは岡山市内を一望できる。
2階には藩主・池田時代の資料を展示している。
大名駕籠に乗って記念撮影や、城主の間でお殿さまやお姫さまの衣装を身につける体験もできる。
大名駕籠に乗って記念撮影や、城主の間でお殿さまやお姫さまの衣装を身につける体験もできる。
岡山城は、豊臣時代の城が増改築をされて江戸時代にも引き続いて使用されたため、石垣に構築技法の発達の様相が異なる。
特に本丸本段の野面積による高石垣は、この時期の全国有数の遺構といえます。
特に本丸本段の野面積による高石垣は、この時期の全国有数の遺構といえます。
交通アクセス
【JR岡山駅から】
岡電バス「岡電高屋行き」、両備バス「東山経由西大寺行き」→いずれも「県庁前」で下車、徒歩5分
岡電バス「岡電高屋行き」、両備バス「東山経由西大寺行き」→いずれも「県庁前」で下車、徒歩5分
- 路面電車 「岡山駅前」から「東山行き」に乗車、「城下」下車、徒歩10分
- 岡山I.C.から車で20分
近隣の情報
- 岡山城は戦国時代に宇喜多秀家が築城:ぱふぅ家のホームページ
- 岡山後楽園は日本三名園のひとつ:ぱふぅ家のホームページ
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(この項おわり)