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ハニカム・サンドイッチ構造になっている機体の一部を持ってみたが、驚くほど軽い。写真に機体の一部が写っているが、非常に薄い。
見学者ホールに展示されていたボーイング777-200型機――整備士の有志による製作物で、縮尺は20分の1。全幅3メートル、全長3.2メートル、重量約20キログラムという巨大なラジコン飛行機で、実際に空を飛ぶという。素晴らしい!
技術者の一人としては、実際に飛んでいるところを見てみたいものである。
技術者の一人としては、実際に飛んでいるところを見てみたいものである。
見学ホールで配布されたIDカードを首からぶら下げ、M1格納庫(ハンガー)へ向かう。
M1ハンガーの延べ床面積は約5万平方メートル、高さは6階建てのビルほどもあり、ジャンボ機が2機格納できる。東京ドームより広いので、トイレまでの距離も半端ではない。このため、格納庫の見学中はトイレに行くことができない。見学ホールにいる間に済ませておこう。
M1ハンガーの延べ床面積は約5万平方メートル、高さは6階建てのビルほどもあり、ジャンボ機が2機格納できる。東京ドームより広いので、トイレまでの距離も半端ではない。このため、格納庫の見学中はトイレに行くことができない。見学ホールにいる間に済ませておこう。
この日はジェット機が2機入っていた。
金属製の足場に囲まれ翼しか見えないが、多くの作業員が点検作業に従事しているのが見える。ビルの3階くらいの高さから見下ろしているため、人が小さく見える。そして、背面には巨大なアナログ時計が設置されている。
飛行機を囲んでいる足場は天井からレールでぶら下がっている。航空機のサイズに合わせて移動できるのだと思うが、ともかく、何から何まで巨大である。
金属製の足場に囲まれ翼しか見えないが、多くの作業員が点検作業に従事しているのが見える。ビルの3階くらいの高さから見下ろしているため、人が小さく見える。そして、背面には巨大なアナログ時計が設置されている。
飛行機を囲んでいる足場は天井からレールでぶら下がっている。航空機のサイズに合わせて移動できるのだと思うが、ともかく、何から何まで巨大である。
750時間飛んだ機体はA整備と呼ばれる、8時間ほどの点検を受ける。
さらに、7,500飛行時間または18ヶ月毎に、C整備と呼ばれる点検を受ける。これはパネルなどを取り外した本格的な点検で、7日かかる。
そして、16,000飛行時間または3,000日毎に、M整備が行われる。M整備では、構造的な点検や交換など、徹底的な点検作業が行われる。25日を要する。
さらに、7,500飛行時間または18ヶ月毎に、C整備と呼ばれる点検を受ける。これはパネルなどを取り外した本格的な点検で、7日かかる。
そして、16,000飛行時間または3,000日毎に、M整備が行われる。M整備では、構造的な点検や交換など、徹底的な点検作業が行われる。25日を要する。
隣のM2格納庫へ向かう通路の頭上には、部材を運ぶためのレールが敷かれており、コンテナが移動していた。コンピュータ制御の全自動で目的地まで部材を運び届けてくれる。
M2格納庫では1階に降りることができた。
目線の高さからジェット機を見ると、エンジンだけでもとんでもない大きさだということが実感される。
M2格納庫では1階に降りることができた。
目線の高さからジェット機を見ると、エンジンだけでもとんでもない大きさだということが実感される。
気圧も12~14気圧と、自家用車の10倍以上。これに耐えるために厚みもあり、1個のタイヤの重量は120キログラムを超える。
これほど大きな構造物を表に出すと、当然、空気抵抗が増す。
燃料高騰の折、着陸時に降着装置を出すタイミングを少しでも遅らそうと、パイロットは努力しているそうだ。
コストを意識しつつ安全を確保するというのも、プロフェッショナルである。同じプロとして、自分も会社の経費を使わないように工夫しなければ(苦笑)。
これほど大きな構造物を表に出すと、当然、空気抵抗が増す。
燃料高騰の折、着陸時に降着装置を出すタイミングを少しでも遅らそうと、パイロットは努力しているそうだ。
コストを意識しつつ安全を確保するというのも、プロフェッショナルである。同じプロとして、自分も会社の経費を使わないように工夫しなければ(苦笑)。
羽田空港の到着便は、1時間に最大で30便――2分に一度着陸している計算になる。次から次へと正確に同じ位置に降りてくる。機体がふらついたり、タイヤが軋む音も聞こえない。それが出来るのが当たり前の話なのだろうが、パイロットのプロ意識を感じる一瞬であった。
新しい管制塔は2010年(平成22年)1月12日に運用を開始した。
高さは、これまでの管制塔より約38メートル高い115.7メートルで、国内では最も高く、世界でも3番目の高さという。2010年(平成22年)10月にオープンする4本目の滑走路も見渡すことができる。
高さは、これまでの管制塔より約38メートル高い115.7メートルで、国内では最も高く、世界でも3番目の高さという。2010年(平成22年)10月にオープンする4本目の滑走路も見渡すことができる。
近隣の情報
- JAL機体整備工場(羽田):ぱふぅ家のホームページ
- 羽田空港 第2旅客ターミナルは地上5階の吹き抜け構造:ぱふぅ家のホームページ
- 羽田空港 第1旅客ターミナルは1993年オープン:ぱふぅ家のホームページ
- 浮島の工場夜景:ぱふぅ家のホームページ
(この項おわり)