ワイヤレスマウス、デジカメ、レコーダー‥‥と、我が家には乾電池を使うガジェットが山ほどある。日常的に使うものが多いので、電池切れは致命傷である。かといって、いちいち乾電池を買っていたのでは、ごみが増える一方だ。
そこで、ニッカド電池が登場してまもなく、充電式乾電池を使うようになった。ニッケル・水素蓄電池が登場してからは、ほとんどのガジェットは充電池で動くようになった。
そこで、ニッカド電池が登場してまもなく、充電式乾電池を使うようになった。ニッケル・水素蓄電池が登場してからは、ほとんどのガジェットは充電池で動くようになった。
日ごろ、予備の充電池を持ち歩いているのだが、放電して“予備”の役割を果たさないことが何度かあった。これは困ったと悩んでいたところに、ちょうどeneloopが発売された。
eneloopは電極を改良することで、自然放電を抑え、1年間放置しても約85%の残存率を誇るという。また、メモリー効果を抑えており、約1,000回繰り返して使えるという。継ぎ足し充電も可能だ。
いままでの充電池が苦手だった低温化の環境でも十分な電圧を確保できる。
また、他の充電池と異なり、買ったばかりでも充電せずに使えるのが助かる。
2009年(平成21年)11月には、自然放電をさらに抑え、1,500回繰り返して使える新型が登場した。へたれてきたニッカド充電池の置き換えとして、数本購入した。
eneloopは電極を改良することで、自然放電を抑え、1年間放置しても約85%の残存率を誇るという。また、メモリー効果を抑えており、約1,000回繰り返して使えるという。継ぎ足し充電も可能だ。
いままでの充電池が苦手だった低温化の環境でも十分な電圧を確保できる。
また、他の充電池と異なり、買ったばかりでも充電せずに使えるのが助かる。
2009年(平成21年)11月には、自然放電をさらに抑え、1,500回繰り返して使える新型が登場した。へたれてきたニッカド充電池の置き換えとして、数本購入した。
Panasonicブランドとeneloop
三洋電機はパナソニックに買収されたが、eneloopの国内シェアは6割と圧倒的。海外シェアも1割あった。そこで、2013年(平成25年)4月に発売するeneloopの新製品は、ブルーの「Panasonic」ロゴがメインとなり、その下に「eneloop」と小さく入る形に落ち着いた。
企業の戦略とはいえ、eneloopのロゴが小さくなってしまうことはたいへん残念だ。
企業の戦略とはいえ、eneloopのロゴが小さくなってしまうことはたいへん残念だ。
eneloop pro と plus
2011年(平成23年)7月21日、「eneloop pro」が発売される。従来品より約25%容量が大きく(単三形で2400mAh)、1年後の残存容量も約75%(室温20度)と優秀だ。
2011年(平成23年)12月1日、「eneloop plus」が発売される。ポリマー系のPTCサーミスタを内蔵し、万一の誤使用時にも電池温度上昇を抑制してくれる。安心して玩具に利用できる。
2011年(平成23年)12月1日、「eneloop plus」が発売される。ポリマー系のPTCサーミスタを内蔵し、万一の誤使用時にも電池温度上昇を抑制してくれる。安心して玩具に利用できる。
eneloopブランド商品
eneloopは充電池だけでなく、さまざまな充電式家電を展開している三洋電機のブランドだ。
eneloop lite
気軽に、お手軽価格で利用できる充電池。
「eneloop」より約30%軽い約19g(単3形)で、デジカメ等の複数本使用の機器の持ち運びの際に便利。充電時間は単3形2個を約3.5時間、単4形2個を約4.5時間とスピーディーに充電。
Wiiリモコン専用 無接点充電セット USBタイプ(N-WR03S)
Wiiリモコンを置くだけ簡単充電できる。充電の際にいちいち電池を取り外す必要なし。
万一クリップやコイン等の金属片が電池パック装着のWiiリモコンと、充電スタンドの間に挟まっても、検知し、自動的に充電を停止させる。
本体と充電スタンドの間で金属端子がないため汗等の水分が付着しても、その部分でのショートの心配がない。
本製品は、Wiiの製造・販売元である任天堂株式会社の厳しい審査基準をクリアした、業界唯一のライセンス商品だ。
セカンドバッテリー「eneloop stick booster」
単三形エネループ2本を内蔵し、USB給電できるセカンド・バッテリーだ。携帯電話やiPodを充電できる。
スタイリッシュなスティック型で、携帯性にも優れる。長さ142ミリ、直径18ミリ、電池を除く重量はわずか22グラム。
本体寸法 | (W)62×(D)22×(H)70ミリ |
質量 | 約130グラム |
入力電源 | ミニUSBプラグ DC5V/500mA MAX AC100-240V/50-60Hz(専用アダプタ使用) |
出力 | USB端子部:DC5V/500mA×2 |
出力時間 | 1端子使用時 約 240 分 2端子使用時 約 120 分 |
充電時間 | AC アダプタ入力:約 7 時間 USB端子入力:約 14 時間 |
インテリアライト「eneloop lamp」
単三形eneloopが2本で点灯するインテリアランプだ。
通常モードでは白色光が連続3時間灯る。弱モードでは常夜灯となり、約45時間点灯する。ブルーの光を発するヒーリングモードも備えている。
また、加速度センサーを内蔵しており、地震などで本体が90度以上傾くと自動的にフラッシュライトが点灯し、緊急時の懐中電灯としても利用できる。
携帯型ライト「eneloop solar light」
アウトドアや災害時での使用を想定した携帯型ライトだ。
内蔵のニッケル水素充電池を太陽光で充電して使うもので、白い正方形のフレームの片面に白色LEDを合計9個搭載し、パネルライトとして照明する。太陽電池パネル面を光に向けておけば15~30時間でフル充電が可能だ。
生活防水に対応しているほか、給電専用のUSBポートを備えている。携帯電話などを充電できる。
携帯型ソーラー発電機「eneloop portable solar」
太陽光でに充電して携帯機器などにUSB給電できる携帯型発電機だ。
パネルを1枚備えた「シングルポータブルソーラーセット」と2枚搭載した折りたたみ型「ツインポータブルソーラーセット」の2種類をラインアップ。充電池を含めた重さは約300~500グラムに抑えた。
シングルパネル品は、晴天時に1時間充電すれば、携帯電話で約20分間連続通話でき、フル充電には晴天下で約1日半かかる。ツインパネルなら、約40分間連続通話でき、フル充電には約3日。曇天時や屋内では、USBポートからの充電も可能だ。
それぞれ背面に、ファスナーで開閉するメッシュポケットを付いており、モバイル機器を入れて持ち運べるようにしている。
エネループ エアフレッシャー
三洋電機の洗濯機の採用されている「α電解水」を利用し、水道水で手軽に、空気中の浮遊菌、ウイルスや花粉などのアレル物質、たばこ、ペット臭などの押さえ込む「virus washer(ウイルスウォッシャー)機能」を搭載したポータブル空間清浄器である。
充電式カイロ「eneloop kairo」
充電式カイロ。使い捨てカイロと異なり、使いたいときにスイッチを入れれば暖まる点が便利。単三形のeneloopを2本内蔵して動作する。充電はACまたはUSB。
本体カラーは、シルバー、ピンク、シャンパンゴールドの3色。
携帯に便利なキャリングケースが付属する。
充電式膝掛け「eneloop soft warmer」
充電式の電気膝掛けだ。使いたいときにスイッチを入れれば暖まる点が便利。
電気あんか「eneloop anka」
ニッケル水素充電池を内蔵した電気アンカだ。44℃になる強モードで約9時間、40℃の弱モードで約12時間の動作が可能。温度が高くなるほど抵抗が上がるPTCヒーターを採用したほか、マイコンで温度制御を行なうため、低温やけどの心配はないという。
また、JIS IPX4相当の防水性能を備え、雨が降ったときの屋外での使用や、キッチン周りでの利用も想定している。冷房の強いオフィスや、台所に1台常備しておくといいだろう。
一定時間が経つと電源が切れるオフタイマーも内蔵。
電動ハイブリッド自転車「eneloop bike」
自転車にお任せで乗ったままで発電・充電する「ループチャージ」を搭載し、安定感ある両輪駆動方式を採用している。
乾電池(一次電池)や充電池(二次電池)から燃料電池や太陽電池まで、およそ「電池」と名がつくものの性能や特徴を網羅している。
かつてプラモデルを動かすのにお世話になったナショナルの赤電池と黒電池、近年わが家のデジタルガジェットを強力にサポートしてくれているエネループなど、有名な製品も紹介されている。
かつてプラモデルを動かすのにお世話になったナショナルの赤電池と黒電池、近年わが家のデジタルガジェットを強力にサポートしてくれているエネループなど、有名な製品も紹介されている。
参考サイト
- eneloop公式サイト:Panasonic
- そこが知りたい家電の新技術 三洋電機「エネループ」
- 1500回繰り返し利用できる新「eneloop」:ITmedia
(この項おわり)
2006年(平成18年)にはグッドデザイン金賞を受賞した。