近鉄「青の交響曲」は南大阪線・吉野線の観光特急

コンセプトは「上質な大人旅」

観光特急「青の交響曲

近畿日本鉄道 16200系 観光特急「青の交響曲」
2021年11月22日 天王寺駅 写真:こぱふぅ
あべのハルカス金峯山寺、吉野、明日香村といった観光資源に恵まれている南大阪線・吉野線に本格的な観光列車を導入する目的で、「上質な大人旅」をコンセプトに、2016年(平成28年)9月、観光特急「青の交響曲」が営業運行を開始した。3両編成、編成定員65名。
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近畿日本鉄道 16200系 観光特急「青の交響曲」
2021年11月22日 天王寺駅 写真:こぱふぅ
これらの観光地には近鉄観光施設が少ないことから、製造費2億円を上限とする大人の事情が働き、6200系 のうち2016年(平成28年)に6221Fがに改造し、形式を16200系に変更した。
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近畿日本鉄道 16200系 観光特急「青の交響曲」
車体塗装は、近鉄では初めてとなるメタリック塗装で、紺色を基調に金帯を纏った。車体前面にはエンブレムが貼り付けられている。
両先頭車にはミュージックホーンが新設され、ハイドンの交響曲101番「時計」の第2楽章を奏でる。。
近畿日本鉄道 16200系 観光特急「青の交響曲」
柔らかな空間を演出するために電球色のLEDを採用。座席には天井のダウンライトと共に壁灯やテーブル照明をアクセントとして取り付けた。
座席は新設計の幅広デラックスシートで、2+1列に配置。肘掛けや肘掛け用パネルには吉野産の竹集積材を採用し、壁面にはモバイル用コンセントを設置した。
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近畿日本鉄道 16200系 観光特急「青の交響曲」
側扉だった部分の座席は向かい合わせのボックス席に改造され、大型の木製テーブルを配して3人・4人用サロン席と2人用ツイン席としている。
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近畿日本鉄道 16200系 観光特急「青の交響曲」
ラウンジ車両は、高級ホテルのラウンジをイメージ。室内中央の吉野側にバーカウンターとバックヤードが設けられ、地元の素材を使用したスイーツや酒類、ドリンク類を販売する。バーカウンターでの支払いには交通系ICカードの利用も可能。
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(この項おわり)
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