5700系電車は、国鉄の分割民営化に対抗するため、1986年(昭和61年)、名古屋鉄道の急行用車両としてデビューした。最高速度110km/h。車掌台側のガラスを大型のものにして「パノラマカー」以来の伝統である前面展望を確保している。
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5700系は4両編成で登場し、1989年(昭和64年)に一部の編成が中間車を増備して6両編成となった。車体は普通鋼製で、屋根板と床板はステンレス板を使用している。
片側2扉の転換クロスシート車でありながら1400mmの両開き扉を採用、出入口付近のスペースを広くしてラッシュ対策を考慮しているほか、扉付近に折りたたみの補助イスを設け閑散時の着席率向上をはかっている。
9500系の運用開始に伴い廃車が進み、2019年(令和元年)12月に引退した。
片側2扉の転換クロスシート車でありながら1400mmの両開き扉を採用、出入口付近のスペースを広くしてラッシュ対策を考慮しているほか、扉付近に折りたたみの補助イスを設け閑散時の着席率向上をはかっている。
9500系の運用開始に伴い廃車が進み、2019年(令和元年)12月に引退した。
(この項おわり)