3500系電車は、6000系の後継車として1993年(平成5年)にデビューした名古屋鉄道の通勤形電車である。VVVFインバータ制御・電気指令式ブレーキ・ワンハンドルマスコンの採用など、さまざまな新機軸が盛り込まれている。
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主電動機の出力を増強し、GTOサイリスタ素子を用いたVVVFインバータ制御を導入することで、営業最高速度を120km/hとした。片側3扉で全車両の座席がロングシートの4両固定編成となっている。
車体は普通鋼製。ラッシュ対策のため、乗降扉の両脇には座席を設けず立席スペースとした。実質座席定員が少ないとの指摘を受け、1996年(平成8年)製造の4次車からは1両につき8か所に1人用の補助席を追加している。
(この項おわり)