肥薩おれんじ鉄道 HSOR-100形は、爽やかで幸せな風を運ぶ

電化区間だがコスト削減のため気動車に
長崎電気軌道 500形
2016年3月19日 新八代駅 写真:こぱふぅ
肥薩おれんじ鉄道 HSOR-100形は、2003年(平成15年)、JR九州から肥薩おれんじ線の経営移管に備えて準備した気動車である。

走行する区間は電化しているが、交流用電車では最低でも2両1編成となり車両価格や維持費が高いため、軽快気動車を使用して運転コストの低減を図るべく、HSOR-100形が開発された。
長崎電気軌道 500形の大きな写真大きな写真
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新潟鐵工所(現・新潟トランシス)が製作した地方鉄道向け車両である「NDCシリーズ」のひとつで、JR西日本のキハ120形、JR九州のキハ125形、島原鉄道のキハ2500形、ひたちなか海浜鉄道湊線のキハ3710形、松浦鉄道のMR-400形、水島臨海鉄道のMRT300形などの兄弟分にあたる。

外装は白を基調とし、柑橘類をイメージしたオレンジ色の中に、沿線の青い海と豊かな緑を象徴するラインを走らせたシンプルなデザインとなっている。「爽やかで、幸せな風を運ぶような鉄道でありたい」との願いを込めているという。

肥薩おれんじ鉄道は、九州新幹線新八代~鹿児島中央間の開業に伴い、JR九州から経営移管された第三セクター方式の鉄道会社だ。肥薩おれんじ鉄道線は、八代駅から川内駅までの116.9kmに及び、私鉄としては九州最長の路線である。

参考サイト

長崎電気軌道 関連
(この項おわり)
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