輸送力増強のため、1991年(平成3年)、311~315の5両が製造された。セミクロスシートで、新造時からトイレ付きである。
わたらせ渓谷鐵道株式会社は、1989年(平成元年)3月29日、JR東日本の足尾線を転換した第三セクターの鉄道事業者である。
運行車両はJRからの譲渡を検討したが、運転コストの削減や会社のイメージアップを狙い、車両を新造することになった。
参考サイト
- わ89-300形:ITRENI.NET
- わたらせ渓谷鉄道の現役車両~「わ89-300形」と「わ89-310形」~平成26年初夏 トロッコわたらせ渓谷号で行く足尾・日光の旅・こぼれ話~(H26.6.21):列車とともに「こぼれ話」
- ’89,’95 わたらせ渓谷鉄道(桐生~大間々):Maron Express Tokyo
(この項おわり)
レトロ風の紅銅色の外装は、沿線のサクラや紅葉など、四季折々の自然に溶け合う。
1989年(昭和64年)に2両(301、302)が製造された。転換クロスシートでトイレ無しだったが、1990年(平成2年)、うち1両にトイレが設置された。301は2011年(平成23年)に、302は2015年(平成27年)に廃車となった。