阪神電鉄 5131形は、1981年(昭和56年)にデビューした各駅停車用の通勤形電車(ジェットカー)である。東芝製の電機子チョッパ制御装置を搭載している。2019年(令和元年)5月6日に引退した。
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オイルショックの影響で省エネルギーが注目を集める中、駅間距離が短く発車、停車の回数が多く、ブレーキ初速の低い阪神本線の普通運用では回生制動の効率が30%を超えるなど、制御装置の初期コストに比べて電力回生量と力行電力節減量による電力節減効果のほうが高いことが判明し、電機子チョッパ制御装置搭載の本形式が製造されることになった。
(この項おわり)