富士急「モ1号」は1929年に新造

急勾配路線に対応/1952年に運用終了
モ1号
2007年7月7日 河口湖駅 写真:こぱふぅ
モ1号は、富士急行の前身である富士山麓電気鉄道が、1929年(昭和4年)の開業に際して新造した車両である。モ1号からモ5号までの5両が製作された。
富士山に向かって走る日本有数の急勾配路線に合わせ、電気ブレーキや砂まき装置を装備するなど、当時の最新鋭車両だった。
自重は34トン、定員は102人(座席50人)。
モ1号の大きな写真大きな写真
(1934×1920 ピクセル, 855 Kbyte)
富士急行は、1986年(昭和61年)の創立60周年事業として、上田丸子電鉄(現・上田電鉄)に譲渡されていた車体を引き取り、整備、復元した。また、2006年(平成18年)の創立80周年事業の際に、河口湖駅ロータリーでの展示を始めた。この際、モ1号をあしらった「もいちくんグッズ」が発売された。
(この項おわり)
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