奥出雲おろち号は、JR西日本が木次線で1998年(平成10年)4月から運行している観光トロッコ列車である。4月から11月までの金・土・休日およびゴールデンウィークと夏休みならびに紅葉シーズンの平日に木次駅~備後落合駅間で1往復運転する。
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1号車はトロッコ車両で、一部の座席は外側向きに設置されている。照明はランプ風になっており、トンネル走行中は、おろちを象ったイルミネーションが天井に点灯する。
2号車は冷暖房とトイレ・洗面台が完備された座席車で、簡易リクライニングシートとなっている。1号車の指定席番号で2号車の同じ座席が使用できる。
2000年(平成12年)に、第7回しまね景観賞(工作物・その他部門優秀賞)を受賞した。
加茂町にある草枕は、酒を飲んだヤマタノオロチが枕にして寝た山とされている。草枕山付近には八口神社があり、素戔嗚尊はここから矢を放ち、ヤマタノオロチを仕留めたと伝えられている。
車内に、おろち退治の絵物語が掲示されている。
車両の老朽化に伴い、2023年(令和5年)11月23日に運行を終えた。
参考サイト
- 奥出雲おろち号:JR西日本
- 木次線:木次駅から備後落合駅へ:ぱふぅ家のホームページ
(この項おわり)