観光列車「花嫁のれん」 キハ48形

能登の特産料理とお酒で幸せ気分
観光列車 花嫁のれん
2018年8月11日 金沢駅 写真:こぱふぅ
花嫁のれんは、JR西日本とIRいしかわ鉄道が運行する観光列車(特急列車)である。2015年(平成27年)10月の北陸デスティネーションキャンペーンに合わせて運行開始した。
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観光列車 花嫁のれん
2018年8月11日 金沢駅 写真:こぱふぅ
花嫁のれんとは、花嫁が幸せになるようにと婚礼の日に暖簾を贈る加賀藩の伝統文化である。

車両デザインは、「和と美のおもてなし」をコンセプトとしており、花嫁のれんを受けて乗客に幸せになってほしいとの想いが込められている。近鉄の豪華特急車両「しまかぜ」をデザインした山内陸平氏らが担当している。
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観光列車 花嫁のれん
2018年8月11日 金沢駅 写真:こぱふぅ
外観のデザインは、北陸の伝統工芸である輪島塗り、加賀友禅、金沢金箔などをイメージしており、前面の貫通扉部分と側面の中間部分には加賀水引をイメージしたロゴマークが描かれており「和と美」を表現している。

車体は、キハ48形を2両改造したもの。定員は52席で、全車指定席。土日、多客期を中心に運行しているが、行楽シーズンには団体客の予約が多く、席をとるのに苦労した。1日2往復。
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観光列車 花嫁のれん
2018年8月11日 金沢駅 写真:こぱふぅ
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観光列車 花嫁のれん
2018年8月11日 金沢駅 写真:こぱふぅ
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観光列車 花嫁のれん
紅色の生地と背面の木の格子が特徴的な座席は回転式で、家族やグループでの会話が弾むだろう。

乗車日4日前までに食事を予約することができる。2018年(平成30年)の夏秋メニューとしては、加賀屋総料理長が監修した能登特産の食材や郷土料理などを織り交ぜた「和軽食セット」や、能登の珍味を揃えた和惣菜と能登の酒造メーカー宗玄酒造の純米吟醸との「ほろよいセット」、世界的に活躍するパティシエ辻口博啓氏の「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」オリジナルセレクトの「スイーツセット」がある。
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観光列車 花嫁のれん
1号車は8つの半個室に分かれており、友禅のオールドコレクションをあしらった空間としており、ゆったりとくつろぎの旅を楽しめる。それぞれの半個室に2~4の座席が配置されている。

通路には、日本庭園の飛び石をイメージした絨毯を敷いている。
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観光列車 花嫁のれん
1号車と2号車の貫通扉は、金沢金箔を用いた「和」のデザインとなっている。

貫通扉の1号車側には、伝統工芸品展示と物販スペースがある。
加賀水引、輪島塗、加賀手まり」など、加賀百万石の伝統文化が生み出した豊富な石川の伝統工芸品の数々の中から厳選した逸品が展示されているほか、これら伝統工芸品や、地酒や珍味、ソフトドリンク、スナック、オリジナルグッズを購入することができる。
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観光列車 花嫁のれん
2号車の中央付近にイベントスペースがあり、楽市楽座を開催する。
金沢以北の13市町が土日を中心に伝統芸能の披露や地元産品の試食・販売などの地域色豊かなイベントを週替わりで実施する。
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運行ルート

金沢駅からIRいしかわ鉄道線を経由してJR七尾線に入り、羽咋駅、七尾駅、終点の和倉温泉駅まで71kmを約1時間15分で運行する。
七尾駅および和倉温泉駅では、七尾線の観光列車「のと里山里海号」に接続している。
七尾線 関連

参考サイト

(この項おわり)
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