特急「はやとの風」
特急「はやとの風」は、JR九州が吉松駅から鹿児島中央駅間を運行する、漆黒のボディが印象的なノスタルジックな特急列車だ。2004年(平成16年)3月の九州新幹線部分開業に合わせ、新幹線に接続する霧島方面への観光列車として運行を開始した。2022年(令和4年)3月21日に運行終了。
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普通列車用のキハ47形気動車を特急仕様に改造した2両編成の車両により運行している。
客室乗務員が乗車しており、車内販売もある。
客室乗務員が乗車しており、車内販売もある。
内装には木材をふんだんに使用し、照明も工夫し、暖かみのある雰囲気を醸し出している。
特急車両らしくリクライニングシートになっている。
車両中央に設置している展望席は自由に利用できる。
特急「指宿のたまて箱」
特急「指宿のたまて箱」は、JR九州が鹿児島中央駅から指宿駅間で運行している特急列車で、愛称は「いぶたま」。2011年(平成23年)3月12日デビュー。外装は、海側が白、山側が黒というツートンカラー。ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治がデザインした。
特急「はやとの風」と同様、キハ47形を特急用に改造している。
1号車の内装には、客船やヨットに用いられるチーク材を使っている。海に面したカウンターのある回転椅子の席や、指宿に関する書籍を集めた本棚などがある。
2号車の内装には、南九州産の杉材を使っている。海側の全席が海に面した回転椅子となっている。
1号車の内装には、客船やヨットに用いられるチーク材を使っている。海に面したカウンターのある回転椅子の席や、指宿に関する書籍を集めた本棚などがある。
2号車の内装には、南九州産の杉材を使っている。海側の全席が海に面した回転椅子となっている。
ショーケースに「玉手箱」が入っている。
浦島太郎伝説にちなみ、ドアが開いた際には玉手箱の煙に見立てたミストが連結面寄りの噴出口より噴射される。
浦島太郎伝説にちなみ、ドアが開いた際には玉手箱の煙に見立てたミストが連結面寄りの噴出口より噴射される。
2号車の車椅子スペースは、車椅子のままで海を眺めることができる。
海に面したカウンター席の後方に、ソファー席がある。カウンター席の窓が大きく景色がよく見えるし、座席はゆったりしている。
2両編成だが、客室乗務員が乗車しており、車内販売もある。
参考サイト
- 特急「はやとの風」:JR九州
- 特急「指宿のたまて箱」:JR九州
- 「指宿のたまて箱」乗車:マイ鉄道記
- 特急「指宿のたまて箱」に乗車:「鉄道旅行者」のblog
- 鹿児島旅行4(指宿のたまて箱):かおたん日記
- 春風のなかで「はやとの風」を待つ:ゆうばがわワールド
(この項おわり)