客車は 50系客車をトロッコ仕様に改造されたものが連結されている。
50系客車は、国鉄が地方都市の通勤・通学列車に使用する目的で、1977年(昭和52年)から製造したものである。塗装が赤かったことから、レッドトレインと呼ばれていた。
1993年(平成5年)に1両が改造されノロッコ号として運用開始し、1999年(平成11年)には新たに2両が富良野・美瑛ノロッコ号に導入された。
写真のキャラクターはノロッコ亀。
写真のキャラクターはノロッコ亀。
貨車を改造したナハ29000形客車には、電気式ホットプレート付のテーブルをはさんだ4人掛けのボックスシートを設けており、北海道名物のジンギスカン鍋をはじめ、列車でバーベキューを楽しむことのできるようになっている。
当初は炭火の使用も検討されたというが、防火上の見地から電気式になった。
2003年(平成15年)、富良野・美瑛ノロッコ号に導入された。
(この項おわり)
牽引するのは専用塗装の DE15形ディーゼル機関車である。