キハ56系は、国鉄が北海道向けに1961年(昭和36年)から製造を始めた急行形気動車である。それまで蒸気機関車の牽引する客車急行列車が主流であった北海道において、速度向上や設備改善に実績を挙げた。
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本州を走るキハ58系に比べて客室窓が上下左右とも10cmほど小さく、二重窓となっている。保温性を重視しているためだ。内窓には初めてFRP製の窓枠を採用した。
暖房はエンジン冷却水利用の温水暖房となっている。
暖房はエンジン冷却水利用の温水暖房となっている。
2002年(平成14年)までに全車が運用を離脱し、形式消滅となった。
(この項おわり)