急行はまなすは、青函トンネル開通にともない1988年(昭和63年)に運転が開始された、札幌~青森間479.1キロを結ぶ夜行列車だ。青森駅~札幌駅間を1日1往復、所要約7時間30分で運行している。
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北海道新幹線開通で青函トンネルの電圧が変更され、現在の電気機関車が使えなくなるため、2016年(平成28年)3月21日にラストランを迎える。下り最終列車は21日夜に青森駅を出発し、22日朝に札幌駅に着く。青函トンネルを通る在来線最後の旅客列車である。
2012年(平成24年)3月17日のダイヤ改正により、急行「寝台列車「きたぐに」 583系」(大阪駅~新潟駅)が臨時列車に格下げされたため、JRグループでは唯一の定期急行列車となった。
高度経済成長期には1日1200本以上が走ったJRの急行が、全国から姿を消すことになる。
2012年(平成24年)3月17日のダイヤ改正により、急行「寝台列車「きたぐに」 583系」(大阪駅~新潟駅)が臨時列車に格下げされたため、JRグループでは唯一の定期急行列車となった。
高度経済成長期には1日1200本以上が走ったJRの急行が、全国から姿を消すことになる。
基本編成は7両で、自由席2両、指定席3両、B寝台2両。最大12両まで増結される。
指定席車のうち、5・6号車の2両は「ドリームカー」と称し、183系気動車のグリーン車用座席を転用したリクライニングシートを備える。それぞれの車両の4号車寄りにミニラウンジがある。
指定席車のうち、5・6号車の2両は「ドリームカー」と称し、183系気動車のグリーン車用座席を転用したリクライニングシートを備える。それぞれの車両の4号車寄りにミニラウンジがある。
4号車の1両は横になって就寝できる「のびのびカーペットカー」で、5号車寄りに更衣室が設けられている。
14系客車は、サービス電源を床下のディーゼルエンジン駆動の発電機でまかなう「分散電源方式」を採用しており、1971年(昭和46年)から寝台特急列車用に配備された。ところが、1972年(昭和47年)に発生した北陸トンネル火災事故を契機に、火元となりうる分散電源方式は問題があるとされ、 14系の製造を中止した。
そこで、基本構造は14系を踏襲しつつ、独立した電源車から客車へサービス電源を給電する「集中電源方式」を採用したのが24 系客車である。
参考サイト
- 急行はまなす:JR北海道
- 北海道新幹線 新青森~新函館北斗間開業に伴う運行計画の概要について:JR東日本、JR北海道
- 急行「はまなす」廃止へ:「鉄道旅行者」のblog
- 急行「はまなす」乗車記:tecoteco旅日記
- 急行 はまなす:みけのブログ
- 急行はまなす 北海道新幹線開業にともない廃止へ:国鉄型@晴天順光。
(この項おわり)