「いろは」は、2018年(平成30年)4月1日から6月30日まで開催された「本物の出会い 栃木デスティネーションキャンペーン」に合わせ、観光での日光線利用者により快適な移動時間を提供する列車として、2018年(平成30年)4月にデビューしたジョイフルトレインである。205系を1編成改造し、2022年(令和4年)3月26日まで宇都宮駅~日光駅間を運行していた。
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愛称の「いろは」は、日光の名所の一つである「いろは坂」と「物事のいろは」を掛け合わせたもの。
日光線のイメージである「レトロ」を意識したデザインで、日光エリアの自然や観光資源(キスゲ、華厳の滝、男体山・中禅寺湖)などのイラストが側面に配置し、訪日外国人を意識したデザインとなっている。
ロゴマークには、いろは坂の頭文字「い」をモチーフに、カーブの数と同じ48色でカラーリングされている。背景は日光線の路線カラーであるクラシックルビーブラウンに、レールの断面をイメージさせる形状となっている。
車内デザインは木目調とし、つり革は木を使用している。大型荷物置き場やフリースペースも設置され、Free Wi-Fiを導入し、訪日外国人旅行者向けの案内も掲示されている。
座席は、シートモケットは日光線の路線カラーであるクラシックルビーブラウンをベースとし、キスゲの花模様をあしらった配色の大型クロスシートとなっている。また、乗降口を片側2扉にして、車内空間を確保した。
宇都宮駅に、小さな「いろは」が設置されている。
(この項おわり)