JR東日本 E353系は 2017年12月営業運転開始

空気ばね式車体傾斜方式で快適な乗り心地
特急「スーパーあずさ」E353系とE351系、E257系
2015年8月14日 松本駅付近 写真:こぱふぅ
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特急「スーパーあずさ」E353系
2019年8月23日 竜王駅 写真:こぱふぅ
E353系は、2014年(平成26年)2月、E351系の後継車両として投入が発表された新型車両だ。2015年(平成27年)7月に量産先行車が走行試験を始め、2017年(平成29年)12月23日から営業運行を開始した。
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特急「スーパーあずさ」E353系
2018年8月14日 松本駅 写真:こぱふぅ
12両編成で定員686人。最高速度130km/h。
車体は、南アルプスの雪を表現した白を基調に、「あずさ」の伝統色であるバイオレットで彩る。2018年(平成30年)の鉄道友の会ローレル賞を受賞した。
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特急「スーパーあずさ」E351系
E351系:2013年3月24日 写真:こぱふぅ
新幹線車両に採用されている空気ばね式車体傾斜装置と動揺防止装置を利用する「空気ばね式車体傾斜方式」を搭載し、最大傾斜度を E351系の5度から1.5度に抑え、乗り心地を改善しつつ、カーブ時の速度も変わらない。
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特急「スーパーあずさ」E353系
車体はアルミニウム合金製の中空押し出し形材を用いたダブルスキン構造で、先頭部分はFRPになっている。

各車両に空気清浄機を備えるほか、座席ごとに電源コンセントとノートパソコンを置けるテーブルを備える。また、デッキには防犯カメラを、客室とトイレに非常通話装置を設置しており、セキュリティーも万全だ。

E351系に加え、E257系 も含め、将来的には中央線特急は E353系 に統一する予定という。
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特急「スーパーあずさ」E353系
車内は新幹線に似ている。JR東日本の在来線の特急車両としては初めて室内照明にLEDによる間接照明を採用している。
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特急「スーパーあずさ」E353系
2024年8月3日 三鷹駅 写真:パパぱふぅ
JR東日本は2018年(平成30年)11月、特急「あずさ」について、2019年(平成31年)春から自由席を廃止して全席指定にすると発表した。すべての車両が、E353系に切り替わるため。料金は現行の自由席に比べると高くなるが、いまの指定席と比較すると安くなるという。
また、乗車日と区間だけを決め、乗る列車や座席を指定しない「座席未指定券」を新たに導入する。
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料金は指定席特急券と同額で、乗車前に「みどりの窓口」に行くなどすれば、追加料金なしで座席を指定できる。座席を指定しないまま乗車しても、空席には座れるという。
空席かどうかを確認するのは、座席の上のLEDランプだ。赤色だと空席、緑色だと指定席として発売済み、黄色だとまもなく座席指定の乗客が来る。
特急「スーパーあずさ」E353系
2024年8月3日 三鷹駅 写真:パパぱふぅ
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E353系 関連

参考サイト

(この項おわり)
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