新幹線 E6系は、2013年(平成25年)3月16日にデビューした、秋田新幹線線用電車である。
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車体デザインは、フェラーリエンツォ・フェラーリのデザイナーとして知られる、元ピニンファリーナ社デザイン・ディレクターの奥山清行が監修した。
登場当初からE5系「はやぶさ」との併結運転を行っている。
在来線の車両限界という制約の中で高速性能と環境性を向上し、E5系と併結時の時速320km運転を実現したことが評価され、2014年(平成26年)の鉄道友の会ローレル賞を受賞した。
車体上部には竿灯まつりの提灯の明かりやなまはげの面など、秋田の風土で息づいてきた赤色をアレンジした茜色、車体側面はE5系との協調を表す飛雲ホワイト、アローシルバーのラインにより雪景色が広がる秋田の銀世界の雄大さ、そして伝統工芸の銀線細工に見られる繊細で丁寧なつくりを表現しており、気品と大胆さを併せ持つ塗色となっている。
普通車は窓際席と車端席に、グリーン車は全席にコンセントと読書灯が用意された。スマホやノートPCの充電に使える。
秋田新幹線 20周年
2017年(平成29年)3月22日、秋田新幹線は開業20周年を迎え、秋田駅の新幹線ホームで記念式典が開かれた。
開業当時に275km/hだった最高速度は、今は320km/hになり、東京―秋田(約660km)の平均到達時間は4時間21分から3時間47分に短縮された。利用者数は累計約4400万人という。
記念式典で、JR東日本の菊地正・秋田支社長が「多くの皆さんに支えられてきた」とあいさつ。くす玉が割られると拍手が湧き、午前9時12分発の「こまち14号」が東京駅に向け、出発した。
開業当時に275km/hだった最高速度は、今は320km/hになり、東京―秋田(約660km)の平均到達時間は4時間21分から3時間47分に短縮された。利用者数は累計約4400万人という。
記念式典で、JR東日本の菊地正・秋田支社長が「多くの皆さんに支えられてきた」とあいさつ。くす玉が割られると拍手が湧き、午前9時12分発の「こまち14号」が東京駅に向け、出発した。
(この項おわり)