除雪用モーターカー MCR600 は強力エンジン搭載

ラッセルヘッドとロータリーヘッドを搭載
除雪用モーターカー MCR600
2008年12月31日 小出駅 写真:パパぱふぅ
除雪用モーターカー MC600 は、保線用の除雪車両の一種。全長約15メートルと、大型の除雪機関車に比べるとだいぶ小さい。しかし、560PSという特急気動車並みのエンジンを搭載し、ラッセルヘッドとロータリーヘッドを備えている。
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除雪用モーターカー MCR600
2008年12月31日 小出駅 写真:こぱふぅ
ラッセルヘッドは4.5メートルまで開くことができる。上部に伸びる「段切プラウ」を左右に振り、除雪によって線路両脇にせり出した雪壁を突き崩すことができる。
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除雪用モーターカー MCR600
2008年12月31日 小出駅 写真:こぱふぅ
ロータリーヘッドは5.2メートルまで開くことができる翼で雪をかき集め、回転する爪で雪を砕き掻き上げて線路の外へ飛ばしていく。

往路はラッセルヘッドで雪を線路脇に除けておき、復路でロータリーヘッドを使って線路脇にたまった雪を吹き飛ばすという運用をしている。往路は時速40キロぐらい出せるが、ロータリーヘッドを使う復路は時速5キロにまで減速する。
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除雪用モーターカー MCR600
2018年2月19日 写真:こぱふぅ
ロータリーヘッドを使って雪を吹き飛ばしている様子。
機械扱いであるため、本線で除雪するときには線路閉鎖の手続きが必要であり、写真のように始発前までに除雪を終えなければならない。
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夏季には除雪装置を外し、巡回や除草剤撒布など一般保線車としても使える汎用仕様になっている。
MCR600関連
(この項おわり)
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