フェリー「はいびすかす」は、鹿児島~種子島~屋久島を1日1往復する。鹿児島~屋久島間は、高速船と、2種類のフェリーが就航しているが、なかでもはいびすかすは船足が最も遅く、18時に鹿児島の谷山港を出港し、翌朝7時に屋久島の宮之浦港に到着する。鹿児島商船が運航する。
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鹿児島側は、他のフェリー・高速船が発着する本港区から10kmも離れた谷山港二区の発着となる。乗り場の建物はコンテナを改装した簡素なもの。
船体は1994年(平成6年)3月に貨物船として建造されたもので、2005年(平成17年)11月に改造を受けてフェリーとして就航した。
総トン数1,798トン、全長105.62メートル、全幅17.0メートル。旅客定員223名。航海速力は18ノット(33km/h)。
総トン数1,798トン、全長105.62メートル、全幅17.0メートル。旅客定員223名。航海速力は18ノット(33km/h)。
大型車7台または乗用車40台に加え、コンテナ126個を積載可能で、種子島・屋久島への生活物資を運ぶ船としても活躍している。
元々が貨物船であるため、船内設備は必要最小限となっている。
船内に売店、レストラン、風呂等の設備はなく、設置されているのは、カップラーメンと飲料の自動販売機のみ。カップラーメンの自販機には割り箸の備え付けがある。
元々が貨物船であるため、船内設備は必要最小限となっている。
船内に売店、レストラン、風呂等の設備はなく、設置されているのは、カップラーメンと飲料の自動販売機のみ。カップラーメンの自販機には割り箸の備え付けがある。
通路の右側に飲料の自動販売機が見えるが、アルコールの販売はない。
2008年(平成20年)12月から2011年(平成23年)1月まで、フェリー「屋久島丸」が就航していたため種子島航路のみの運航だったが、2011年(平成23年)2月から再び屋久島航路に復帰した。
2008年(平成20年)12月から2011年(平成23年)1月まで、フェリー「屋久島丸」が就航していたため種子島航路のみの運航だったが、2011年(平成23年)2月から再び屋久島航路に復帰した。
客室はカーペット敷の大部屋で雑魚寝の2等船室のみだが、衛星放送を受信可能なテレビが設置されている。
7時前になると、甲板から屋久島が見える。
屋久島の宮之浦港に朝7時に到着する。
はいびすかすを利用すると1泊分の宿泊費を節約できるうえ、早朝7時に屋久島に到着するので、登山客に人気の船である。
はいびすかすを利用すると1泊分の宿泊費を節約できるうえ、早朝7時に屋久島に到着するので、登山客に人気の船である。
参考サイト
- フェリー「はいびすかす」:鹿商海運
(この項おわり)