台湾鉄路管理局 E1000型電車は、1996年(平成8年)にデビューしたプッシュプル方式(両端の車両が動力車)の電車である。動力車は南アフリカのユニオン・キャリッジ・アンド・ワゴン(UCW)が、中間車は韓国の現代精工(現:現代ロテム)が製造した。
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2002年(平成14年)まで445両が製造され、単一車種としては台鉄史上最多の形式である。編成は、動力車を含む12~15両。編成出力は4,400kWで、VVVFインバータ制御。設計最高速度は130km/h。
1999年(平成11年)、現代精工が事業統合で現代ロテムとなった際、早々に台湾から離れて損失を被ったことから、それ以降の中間車は台湾車輌が製造している。
客室は2+2の横4列のリクライニングシートとなっているが、日本と違ってテーブルはない。足元には高さ調節が可能なフットレストを装備している。
参考サイト
- 台湾鉄路管理局(日本語)
(この項おわり)