2000年(平成12年)から、鳥居前駅~宝山寺駅間で写真の「ブル」(車掌の帽子をかぶったブルドッグ)と「ミケ」(双眼鏡で景色をのぞく三毛猫)が運行されている。
ブルは目と帽子の帯周りにイルミネーションが施されている。
子ども向けのデザインを目指したのだろうが、このイルミネーションと口元の造形には狂気さえ感じる(笑)。
ブルは目と帽子の帯周りにイルミネーションが施されている。
子ども向けのデザインを目指したのだろうが、このイルミネーションと口元の造形には狂気さえ感じる(笑)。
ミケと行き違う様子。
行き違う際には互いの鳴き声を車内アナウンスし、挨拶を交わしているということになっている。この辺の演出も逝っている。
行き違う際には互いの鳴き声を車内アナウンスし、挨拶を交わしているということになっている。この辺の演出も逝っている。
夜の「ブル」――なかなかの絵面である💦
鳥居前駅~宝山寺駅間は複線で、宝山寺1号線と2号線と呼ばれる。2号線は1号線に遅れること8年、1926年(大正15年)12月に開業した。
2号線には、1953年(昭和28年)製の「白樺」(=左写真)と、「すずらん」(=下写真)がある。
2号線には、1953年(昭和28年)製の「白樺」(=左写真)と、「すずらん」(=下写真)がある。
こちらは、ブル、ミケ、スイート、ドレミとは異なり、いたって普通の車両である。
こちらは宝山駅~生駒山上駅間で運行している「ドレミ」。ト音記号と五線譜の上と下の部分に電飾が施されている。
ドレミのテーマ音楽は「山の音楽家」である。
宝山駅~生駒山上駅間の山上線は、宝山寺線より傾きが急である。
山上線は1929年(昭和4年)3月に開業したが、1944年(昭和19年)に休止。同じ年、宝山寺2号線も休止した。
山上線は1945年(昭和20年)8月に運行再開、宝山寺2号線も1953年(昭和28年)に再開した。
山上線の途中にある霞ケ丘駅は、街に近いのに乗降客がほぼゼロという秘境駅だ。
宝山寺近くに設けた梅屋敷駅に車両が止まると、もう一方の車両も途中で止まってしまう。その位置にできたのが霞ケ丘駅なのである。
山上線は1945年(昭和20年)8月に運行再開、宝山寺2号線も1953年(昭和28年)に再開した。
山上線の途中にある霞ケ丘駅は、街に近いのに乗降客がほぼゼロという秘境駅だ。
宝山寺近くに設けた梅屋敷駅に車両が止まると、もう一方の車両も途中で止まってしまう。その位置にできたのが霞ケ丘駅なのである。
交通アクセス
近隣の情報
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(この項おわり)
このうち鳥居前駅~宝山寺駅間は、日本最初のケーブルカーとして、1918年(大正7年)に開業した。