DD53形は、列車牽引と除雪の2つの目的を兼務できるディーゼル機関車である。国鉄が、1965年(昭和40年)から1967年にかけて3両製造した。
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先頭部のロータリーヘッドは、ローターにより前方の雪をかき寄せ、その後方にある回転翼で遠くへ吹き飛ばすことで除雪を行う。
2基のエンジンのうち片方を除雪用に、もう一方を走行用に使用したり、両方ともローターの駆動に使用したりすることが可能な動力切り替え装置を備えている。
両方ともローターの駆動に使用するときは、DD20形の後押しにより運行する。
この1号機は北海道で活躍したが、大出力による投雪で民家や電柱などに被害を出し、次第に山岳地区に追いやられることとなった。1976年(昭和51年)、新庄に転属となり最後の使命を終った。
両方ともローターの駆動に使用するときは、DD20形の後押しにより運行する。
この1号機は北海道で活躍したが、大出力による投雪で民家や電柱などに被害を出し、次第に山岳地区に追いやられることとなった。1976年(昭和51年)、新庄に転属となり最後の使命を終った。
(この項おわり)