EF62形電気機関車でアプト式廃止

1962年に試作車が完成
EF62形電気機関車
2016年9月11日 碓氷峠鉄道文化むら 写真:こぱふぅ
EF62形は、碓氷峠を直通運転する列車を牽引するために開発された直流用電気機関車である。1962年(昭和37年)に試作車が完成し、1969年(昭和44年)までに54両が製造された。
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EF62形電気機関車
2012年8月17日 碓氷峠鉄道文化むら 写真:こぱふぅ
信越本線の碓氷峠区間(横川駅~軽井沢駅)は最大66.7‰という桁外れの急勾配になっていたため、車輪の空回りを避けるため、明治時代から補助レールに機関車の歯車を噛み合わせて運行するアプト式で運行していた。

アプト式では列車重量の制限がある上、列車速度も遅かった。
そこでアプト式を廃して直通運転を可能にするべく、EF62形が開発された。
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EF62形電気機関車
2016年9月11日 碓氷峠鉄道文化むら 写真:こぱふぅ
EF62形の運転台。
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EF62形電気機関車
2023年7月17日 碓氷峠鉄道文化むら 写真:こぱふぅ
1962年(昭和37年)5月に製造された1号機。1985年(昭和60年)7月まで活躍した。
右隣の EF15形は貨物用電気機関車で202両が製造され、旧型電気機関車で最大勢力となった。165号機は1958年(昭和33年)7月に製造され、1985年(昭和60年)3月まで活躍した。
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EF62形 関連
(この項おわり)
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