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日本航空(JAL)は、2008年(平成20年)6月、JALエコジェットを運行開始した。機体はボーイング社製777-200型機で、尾翼がJALレッドではなくグリーンに塗装されているのが特徴だ。
2008年(平成20年)11月現在、1機が就航している。
ジャンボ機(B747)は、東京~札幌間で1万3,600リットルの燃料を消費する。羽田空港~新千歳空港間の距離は822kmなので、リッターあたり60メートルということになる。B777の場合は同じ飛行距離で1万800リットルしか消費しないので、リッターあたり76メートルと、燃費が25%も良いことになる。
比較のために自動車の燃費を見てみると、排気量5,000ccを誇るセンチュリーですら、リッターあたり8kmである。これと比べると、ジェット機の燃費は桁違いに悪いように感じる。
だが、ジェット機は一度に多くの人を運ぶことができる。
かりに、B747が400人を運んだとすると、一人当たりのリッター燃費は 60×400=24 km ――これは、センチュリーに3人乗った場合と等しい。
「長崎電気鉄道」のところにも書いたが、CO2排出量が最も少ない乗り物がどれかを検討する際、実際に何人の人間を乗せているかも考慮する必要がある。
もしジャンボ機が満席だったら、1両に数人しか乗客がいない電車より乗客一人当たりCO2排出量が少ない計算になる。
2008年(平成20年)11月現在、1機が就航している。
ジャンボ機(B747)は、東京~札幌間で1万3,600リットルの燃料を消費する。羽田空港~新千歳空港間の距離は822kmなので、リッターあたり60メートルということになる。B777の場合は同じ飛行距離で1万800リットルしか消費しないので、リッターあたり76メートルと、燃費が25%も良いことになる。
比較のために自動車の燃費を見てみると、排気量5,000ccを誇るセンチュリーですら、リッターあたり8kmである。これと比べると、ジェット機の燃費は桁違いに悪いように感じる。
だが、ジェット機は一度に多くの人を運ぶことができる。
かりに、B747が400人を運んだとすると、一人当たりのリッター燃費は 60×400=24 km ――これは、センチュリーに3人乗った場合と等しい。
「長崎電気鉄道」のところにも書いたが、CO2排出量が最も少ない乗り物がどれかを検討する際、実際に何人の人間を乗せているかも考慮する必要がある。
もしジャンボ機が満席だったら、1両に数人しか乗客がいない電車より乗客一人当たりCO2排出量が少ない計算になる。
参考サイト
- JAL「空のエコ」宣言!:JAL公式
- 自動車燃費一覧について:国土交通省
- 排出権取引とは何か?:環境goo
(この項おわり)