エアロキングは2階建てバスのロングセラー

「吉祥寺〜お台場直行バス」で約1時間
関東バス エアロキング
2018年5月6日 ヴィーナスフォート 写真:こぱふぅ
関東バスの吉祥寺~お台場直行バスは、土曜・休日の運行で、9時に武蔵野営業所を出発し、首都高を経由し、渋滞がなければ10時10分にお台場(グランドニッコー東京台場)に入る。電車で行くより楽である。
この日は、2階建ての三菱ふそう・エアロキングが運行していた。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートになっている。
関東バス エアロキングの大きな写真大きな写真
(1472×1920 ピクセル, 1096 Kbyte)
エアロキング は1985年(昭和60年)に販売開始した。車内からの眺望の良さから、観光バスとしての2階建てバスがブームになった。
しかし、道路運送車両法の関係で車高は3.8メートル以内に抑えなければならず、2階部分の天井が低く、観光バスとしての需要は冷え込んでしまった。

1990年代の規制緩和で、高速道路でのワンマン運行が可能になると、夜行高速バスへの利用が増えてきた。本車両も、2階部分は3列で、シートが深く倒せるようになっており、快適な乗り心地だ。4:3比率のブラウン管テレビが搭載されており、年代を感じる。

2009年(平成21年)の「ポスト新長期排ガス規制」を受け、メーカーは対応困難として、2010年(平成22年)6月、エアロキングの製造・販売を中止した。途中3年間の製造中止期間があったものの、25年にわたって販売されたロングセラー商品である。
エアロキング 関連

参考サイト

(この項おわり)
header