睡眠導入薬と睡眠薬
中高生の3割が昼からウトウト
中学、高校生の3人に1人は、昼間に強い眠気を感じていることが、厚生労働省研究班の全国調査で分かった。
昼間の眠気は、国際的な尺度を使って評価した。「座って人と話したり、本を読んだりしているとウトウトする」など、昼間に強い眠気を感じる生徒は全体の33%だった。男子は28%、女子は38%で、女子の方が眠気を訴える比率が高かった。
眠気を感じる比率を学年ごとにみると、高校1年生(男子36%、女子45%)がピークだった。
就寝時刻の遅れや、通学時間の長さなども、昼間の眠気に影響を与えていた。
昼間の眠気は、国際的な尺度を使って評価した。「座って人と話したり、本を読んだりしているとウトウトする」など、昼間に強い眠気を感じる生徒は全体の33%だった。男子は28%、女子は38%で、女子の方が眠気を訴える比率が高かった。
眠気を感じる比率を学年ごとにみると、高校1年生(男子36%、女子45%)がピークだった。
就寝時刻の遅れや、通学時間の長さなども、昼間の眠気に影響を与えていた。
読売新聞,2009年10月21日より
アルツハイマーは睡眠不足から?
睡眠不足がアルツハイマー病を引き起こす可能性があるとの研究結果を、米ワシントン大などの研究チームが発表した。
研究チームは、遺伝子操作でアルツハイマー病にかかりやすくしたマウスの脳内を観察したところ、睡眠中にアルツハイマー病の原因と考えられている異常タンパク質アミロイドベータ(Aβ)が減り、覚醒時に増えることが分かった。十分な睡眠を取ればアルツハイマーの発症を遅らせることができるかもしれないという。
研究チームは、遺伝子操作でアルツハイマー病にかかりやすくしたマウスの脳内を観察したところ、睡眠中にアルツハイマー病の原因と考えられている異常タンパク質アミロイドベータ(Aβ)が減り、覚醒時に増えることが分かった。十分な睡眠を取ればアルツハイマーの発症を遅らせることができるかもしれないという。
読売新聞,2009年9月25日より
睡眠に関する意識調査
参考書籍
快眠で「やせる体質」 | |||
著者 | 坂根直樹/小路浩子 | ||
出版社 | 朝日新聞出版 | ||
サイズ | 新書 | ||
発売日 | 2009年06月 | ||
価格 | 770円(税込) | ||
ISBN | 9784022732828 | ||
睡眠不足で太りやすい体質になる?脳と体質を変える睡眠があった!「夜食が太る理由」「睡眠の質を高める運動のタイミング」「ぐっすり眠れる睡眠環境の作り方」など、睡眠と肥満の意外な事実が満載。本書の書き込みページに記録し、3カ月で3キロやせよう。 | |||
人はなぜ太るのか | |||
著者 | 上野圭一 | ||
出版社 | 筑摩書房 | ||
サイズ | 文庫 | ||
発売日 | 1996年05月 | ||
価格 | 726円(税込) | ||
ISBN | 9784480031587 | ||
“ハイな意識状態”とは何か。ハイは私達に何をもたらすのだろうか?生理学、医学、心理学、宗教学などさまざまな分野からアプローチを試み、解き明かす-心と身体を癒すハイ・ワールドへの招待状。 | |||
(この項おわり)
寝付きを良くして短時間で効果が切れる薬のことを、とくに「睡眠導入剤」と呼ぶことがある。また、入眠後の効果も考えた薬は「睡眠障害改善剤」と呼ぶことがある。
なお、薬局でも買える市販薬「睡眠改善薬」は風邪薬の成分などが含まれており、これらの睡眠薬とはメカニズムが異なる。